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トレイル種の手入れの仕方〜1〜

葉が密集している状態で、これ以上の開花が見込めない株です。秋以降の開花を目指し葉の整理をします。

ブラゾフベルTrの場合

7月3日撮影。 ブラゾフベルTr

花芽・花柄、葉柄摘み

葉に傷みのある葉、葉の縁が茶色になって老化している葉、各クラウンを遮る大きな葉、生長の度合いが極端に差がある葉を、専用鋏を使いカットします。
また、花柄摘みは咲いている葉のもとから取り、小さな花芽も全て取り除きます。

葉の枚数は、約300枚。花の本数は手前の小さな花芽を含めて60本(各数:10単位)

花柄、葉柄を空かした後

暑い時期を乗り越えるには、この一手間が重要になります。

暑い夏は花を咲かせることより、株を養生させる時期。

秋の開花に向けて、ここからが始まりです。

混み合っていた葉を外した事でスッキリとし、各クラウンに光が当たる環境となりました。

セントポーリアのトレイル種は、それぞれ展開している各クラウンに、光が当たりませんと花芽が付きません。又、暑い夏に咲く花は、本来の咲き方をいたしません。
したがって、秋以降に開花させる為には今の時期、葉柄取りは重要な手入れの一つとなります。

番外編

咲いてみると・・・

 7月4日撮影。左:サンセットTr(平成25年5月入手) 右:ブラゾフベルTr(平成30年10月入手)

左のサンセットTrは、9年前に入手したものです。右のブラゾフベルTr(上の公開した株では無く、もう一株育てている方の株)は、サンセットTrに似ているけれど、展示会場では、より小さな咲き方で咲いていて、展示会の最終日、花友さんから一枝頂き育ててきたものです。花の形、葉の形状はそっくりです。「似て非なる」ものなのでしょうか。いつも、モヤモヤして育てています。この疑問を解いてくださる方はいませんか。