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生育不良の株(ネマトーダの追跡調査)

’22年4月28日に入手 フロステッドデニム(セミミニ種)

‘22年6月9日、根茎に根腐れ、葉の際にも発根無く寒天培地にて根出しさせる

‘22年7月13日、発根を確認して用土に植え付ける前の画像です。

’23年4月29日、やはり、親株はネマトーダに感染していました(1年経過)

’22年4月30日に親株からの葉挿しもして置く(初めからネマトーダを疑う)

‘22年8月16日、生長の遅れている小苗7本を間引きし、2苗を残していました。

’23年4月29日、2本残した葉挿しの苗も、やはり、親株の葉からネマトーダを貰っていました。

親株と同じで、根茎がコブのようになっていて、葉の際には発根が見られず、右の矢印の一枚の葉は少しねじれて育っている。(異常)

’22年4月30日、念の為ストークも寒天培地に挿しておく

’23年4月30日、ストーク挿しをした苗には今のところ異常はありません。
一応、この苗には感染予防のため、「ネマトリンエース粒剤」を入れておきました。

結論として

真上から写すとなんの異常もない様な4株です。
この間、定期的な消毒は3回しています。この事でネマトーダには通常の薬剤では退治出来ないことも分かりました。厄介な線虫(ネマトーダ)です。

育っていた4株のうち、ストーク挿しで育った株を残し、上の3株と使用していた鉢も廃棄しました。

寒天培地に挿したストークの苗に、今のところ異常はありませんが、今後の経過を見守りたいと思います。

※ 線虫(ネマトーダ)とは

植物の根部や葉に寄生し植物の生育を阻害する生物のことです(詳しくはネットで検索して下さい)

同様な株を見つけましたら、高価な値の株でも勿体無いと思わず廃棄する事をお勧めします。