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植え替え(その1)

🌸グリッターサプライズの事

ワサビ状の茎にしない育て方にこだわり、この2階建式にして育てる。
9月に入り、ここ十勝地方もようやく平均気温25度を下回る時期になりました。※植え替え前消毒も終え、鉢内の湿り気を確認して植え替えを始めました。

※ 注意する事:植え替え前に鉢内を消毒をしてから、清潔な新しい用土に植えています。また、鉢内の用土は、湿り気がある方が根を痛めません。用土の乾かし過ぎにご注意下さい。

◎ 最も植え替えしたかった株から始めています。
’14年10月7日ストークを頂く。この株は’18年7月18日に成株に育っていたストークから寒天挿しにて増えたものです。いつもの時期より花色が薄く咲いています。
2階建に仕立て増し土をし、ミリオン(粉)を入れ、マグアンプKの追肥もしています。約5ヶ月過ぎましたが、遡ること一年以上植え替えが出来なかった株です。
一回目は鋏を入れた下の部分をカットします。
2階建の部分は、根が長く(親指の所まで)伸びていて、生長具合が分かります。
◎カットした部分も綺麗です。

2回目のカットは、思い切って2階部分だけにして、その下は全てカットすることにしました。

2回目に確かめた根にも異常がありませんでした。2階建てにした部分の根は活着もよく、健康体に育っている。

◎ 外した葉の枚数

9枚の葉を外しましたので、その新しい茎についていた外した葉と葉の付け根からの発根に期待します。

◎ 花の茎の本数

通常どおり9本の花茎を外す事が出来ました。

◎ 植え替え終了

また、ここから始めます。

植え替え中に、ミリオン(粉)とマグアンプKの追肥も行っています。

※ ミリオン(粉)は、根腐れ防止とミネラル補給、抵抗力のある植物体に育てる為。マグアンプKは、フレッシュな根が育つように追肥として与えている。

⚫︎この方法は、どうしても植え替え出来ない時、また、夏の暑さ厳しい時、冬の寒さ厳しい時にも植え替えにはリスクが伴います。取り敢えずの一時凌ぎの方法ですが、わさび状の茎にしない育て方に拘りました。セントポーリアの命を繋ぐ大切な葉の際の根、中心部の葉の生長を促す葉と葉の間の細根(髭根)を丈夫に育てるためにと考えました。
今から19年前にこの方法を思い立ち、無くしたくない大事な株を養生させてきました。経験からこの状態にして置くのは、3ヶ月から6ヶ月迄としたいです。