7月27日にはすっかり隙間が埋まり、花茎が上がって来ています。
植物には、菊やポインセチアのような「短日植物」と、ペチュニアやアスターなどの「長日植物」があります。
セントポーリアは、「中日植物」で、12時間から18時間の広い範囲で開花が起きる植物です。
この事でもお分かりのように、セントポーリアは庭で育つ植物とは異なり、季節、日照時間に関係なく開花する植物だということを、是非、認識して下さい。
この度、セントポーリアのトレイル種に、※順化作用の原理が働く事を信じ、実際に試し、実行してみて得るものがありました。アフリカからやってきたこの花は進化しています。難しい花と思わず、もっと気軽に楽しむ方が増えると良いと思います。
※ 順化作用 : 生物が異なった環境、特に、気候の異なった土地に移された場合、しだいにその土地の気候に順応した性質に変わることを言います。
⚫︎注意事項 :トレイル種の直射光下での育て方を、真似はしないでください。何年も前からサンルームで(5月中旬〜10月下旬)育て、我が家の環境に慣しての結果です。いきなり真似されると葉が痛む可能性があります。
でも、勇気のある方はお試しください。
この夏は、雨、曇の日が多く、7月の日照時間も少なくて気温も上がらず、今月に入っても気温こそ上がりましたが、曇り空の日ばかりで湿度も多く、今日もいきなり強い大雨が降りました。このような気候は、こちらに住むようになって初めてのような気がします。
人間にとっては、不快指数100%の今年の夏ですが、皮肉なことに、セントポーリアにとっては、やや原産地に似ているせいか、いつもの年より株も苗も機嫌良く育っています。