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展示会後の株の手入れの仕方(1)

展示会を終え、通常の育て方に戻す為に行っている方法です。

ウイリージリー

この株はコロナ禍で五度の展示会中止に見舞われましたが、その度にリメイクして展示会に備えていた株でした。地元の郵便局での展示会から1ヶ月以上が過ぎた事になります。

4月27日会場にて撮影
いつも通り、中心の若い葉を加えて18枚の葉を残していますが、この株に関しては思い切って12枚残す事にしました。
これだけの葉をカットしても生育には問題はありません。

クリスマスドレス

この株に関しては、ショープランツとしては考えていませんでした。昨年11月末に病院から退院をし、何となくサポーターに乗せて置いたところ、偶然大きく育った株です。

ショープランツ向きの品種

葉柄をカットする前

咲かせ過ぎて中心の葉の生長が鈍っている。
葉3枚一組とし5色のシールを貼り15枚と、貼ることの出来ない中心の葉3枚加えて18枚の葉を残す。シールの付いていない外側の葉はカットする。
葉の柄の部分は、植えている鉢の際に沿って18枚の葉をカットしている。

グリッターサプライズ

3度の挑戦にもかかわらず、失敗作です。

美しい縞花なので、何とか大きくしたくて頑張ってみましたが、思うように育ちませんでした。
花が良ければ葉の形とか育ち具合が気に入らない、葉の育ち形が良いのに花の色とか咲き具合が、今一という事は往々にしてある事です。
5色のシールを貼り、貼られていない葉15枚をカットする。白いシールの葉は気になりますが、植え替えする時に外します。
横からの撮影で、いかに葉が素直に育っていないかが分かります。

葉の処理が終えまして、また、ここから始まります。

このような処理をした理由

1、大株(ショープランツ)に育てたことで株の疲れが見られ、中心葉の生長の遅れにも対処する為。
2、突然の植え替えは、その株にとってストレスが生じ根腐れの原因にもなる事がある為。
3、基本ワサビ状の茎にしない育て方にこだわる為。

⚫︎この様にカットしておく事でその間、株は養生する事ができます。また、葉柄の一部が茶色に変色する時期が来ますが、
その頃には植え替えに耐えられる個体となっています。
⚫︎もう一つの方法として、このように養生させず、クラウンをいきなりカットして根出しさせ再生する方法もあります。
リスクが伴いますのでお勧めはできません。

次回は「展示会後の株の始末」の続き、大株(シュープランツ)の植え替えの仕方を投稿いたします。