セントポーリアの生育過程で外葉を外した茎の痕がカサブタになっている所を指して「わさび状の茎」と言います。
① 外の葉を外した後、鉢内の用土が足りて居ない状態を放置した場合。
② 植え替え終了後、数回の水やりで鉢内の土が目減りし、茎の部分露出して乾いる場合。
③ ホームセンターなどで購入した時、発注元からの輸送で鉢内の土がこぼれていた場合。
白く咲いている花は従来の咲き方ではありません。2階建て方法にし容器で囲って、酸度調整の為入れたミリオンの働きで、本来の咲き方に戻りました。(下の方の花びら3輪)
キメラもそうですが植え替えを怠り、古土(酸性気味の土)のままでいると、この様な事が起こる場合があります。
わさび状の茎にしない育て方をするため、いつでも使えるように小分けした用土を用意して置く。
私事ですが、退院後、年末年始の気忙しさを経ての植え替えは無理と判断して、この二階建て方法を思いたち実行していました。(満開に咲いている株ほどこの方法が必要)
容器で囲っていない部分は古土(酸性に偏っている土)ですから、2回建てにして容器で囲った方には必ずミリオン(粉)を入れて酸度調整をしている。
※ 酸度調整:酸性気味の土壌(古土)を、ミリオンを入れる事で中性土壌に調整してくれる。
ご覧頂いているように、わさび状の茎にはなっていません。
わさび状の茎になっていませんので、根の活着も良く育ちが早いです。
※ セントポーリアは小さな鉢の中でしか生きていけません。基本6ヶ月に一度の植え替え(理想)と、このたび紹介しました2階建て方法にしますと、約3ヶ月は植え替えしなくてもわさび茎にさせずにすみます。
また、月に一度は鉢の中を確認し(増し土)をして下さい。わさび状の茎にしない育て方をしていると、次の植え替えの時も根の活着が早く、根腐れなんか怖くないです。