先日、wさんの質問を受け、農業試験場に行ってきました。その結果をお知らせいたします。不調株(5株)持参し、顕微鏡で見ていただきました。
高感度高倍率の顕微鏡で、その虫の動きが瞬時に左のモニターに大きく映り、やはり居ました。5株全てにはいませんでしたが、それぞれの株の診断結果も頂いてまいりました。
ダニには天敵となるダニも居まして、同じ葉に共生して害虫ダニを食べている事も知りました。一目で天敵とされるダニの方が早く見つかり、私はこれが被害をもたらしているダニなのかと勘違いをしました。
※ 天敵 :ダニの中にも害虫ダニを食べる良いダニもいる。このバランスが崩れた時に株は枯死する様に思いました。
倍率の低い顕微鏡、又はルーペではこのダニを見る事が出来ないわけで、多分、今まで見て来たダニの正体は、この天敵の方のダニを見ていたのだと思いました。
天敵と言われた方のダニは、害虫であるダニより大きく動きも早いのでびっくりしました。確かに私達を困らせているダニは、吸汁の為に脇目も振らず吸い付いている様をこの目で見て来ました。
今まで目に見えない害虫のことを、分かったつもりで軽々に判断するのは無責任であるし…、自分のためにも行って来てよかったです。
やはり、困った時は専門家にお尋ねするのが一番、と思い試験場を後にしました。