– 花好きの集まる場所 –

根鉢って、大事!

イオナンタ(原種)について

今、私たちが楽しんでいるセントポーリアは、この原種から始まっています。
この度、原種を丁寧に育てようと挑戦していました。

セントポーリアを育てる上で、いかに丈夫な苗づくりが大事かという事を経験から綴ります。
10月13日、手作りの紙皿の方のサポーターにのせてみる。

◉ 植え替えをする

植え替え前は、こちらのサポーター(ウイック式で使っている受け容器の蓋で作成する)で葉を支えていました。

◉ これが、根鉢です。

このような状態になるのを待っていました。

◉ 小苗の植え替えは頻繁にしない〜理由

・セントポーリアは葉の際、葉と葉の間に発根して来る「細根の量」を増やす事が大事。
・細い根が鉢の中で広がりセントポーリアの生長を助けてくれます。
・同じ鉢内で花摘み・葉柄取りをし、増し土(土寄せ)繰り返しながらゆっくりと丈夫な根を育てます。
・2号鉢(6cm)であれば、株の大きさが直径15cm〜18cmに育つまで植え替えをしない。

例として、品種は違いますが、2号鉢(6cm)であれば、左右に6cmづつ生長した時、株の大きさが18cmになった時に植え替えるようにする。(根鉢になっている)

◎ じっくりと取り組み育てた細根が、その後の生長を確かなものにしてくれ、根腐れ・病害虫に強い株として育ちます。

中心の茎はカット

セントポーリアはひげ根系の植物ですから、細根を広げるために根鉢を崩す事で、新しい土に早く馴染み生長が促されます。
葉の付けねの(矢印)の太い根が育っています。中心部の太くなった茎をカットしても、植え替え後のダメージはありません。

また、新しい根を出させるために、敢えて花芽の付いていない外側の葉柄を3枚から6枚を元から取り除き、その部分にミリオン粉・ハイフレッシュ(発根促進の為)をまぶしてやり植えつけると活着がより早くなる。

理由は、セントポーリアの新しい根(ひげ根)は、取り除いた葉のところの「茎の部分からしか発根しない」からです。
直根に見える土の中で長くなる「茎」は根腐れをおこすことはあっても、そこからひげ根は育ちません。したがって、植え替えのたびにその「茎」の部分はカットします。

再び、サポーターで葉を支える
愛好家の皆さんは、華やかに咲いてくれるダブル咲き、縞花、ワスプ咲に、ロシア種などに触手が伸びていますが…、かくいう私も、原種は、我が家に居てくれるだけで満足と思っていました。

しかし、この花があってのこそのセントポーリアライフ。
植え替えから2週間で一輪花開き、12月3日、サポーターを取り替えました。

セントポーリア原種、一重の花をシンメトリーな株に育ててみようと思い立ち愉しみながら育てていました。次回は開花した時にUPします。