やはり、写真は自然光の下で撮ると綺麗ですね。
※ 上の写真のMarselaは、あまりにもゴージャスな花なので、好奇心から、寒天の中での葉挿し、ストーク挿し、用土に直接挿したりと楽しみました。どの様な方法で育てても咲いてみると花色、花のタイプは同じでした。今では9株に増えています。
入院時のセントポーリアの世話は水やりを頼む側の遠慮もあり、とにかく水やり(メネデール入り)だけ頼んで行きました。
過ぎてしまうと早いもので、手術日から丁度2ヶ月になります。
私なりに入院し帰宅後の感想です。セントポーリアって構い過ぎると(消毒とか肥料やりの事)いろんなトラブルを起こす様な気がします。例えば、根腐れの原因となる過度の濃い肥料やりだったり、虫とか病気のための過度な消毒は、セントポーリアにとってそんなに必要なのかと考えてしまいました。
農業界では虫が薬に対する耐性が進み、どんどん強い薬が作られている現状です。消毒に使う薬剤は、散布したその時は効果があるのだと思いますが、化学薬品(殺虫・殺菌)や化学肥料は畑の土を劣化させ「百害あって一利なし」と言う深刻な状況の様です。
普通に育てていれば、セントポーリアって、そんなに弱い植物ではないと思うからです。原産地の山中では肥料やりも消毒もされていない訳で、言わば山野草なのです。(自然界では勝手に淘汰され育つ)
セントポーリアを育てている方の中には、小動物を飼われている方、消毒の匂いが家族に嫌がられる方、ご自身が病気を抱えていて、更に介護のため忙しくて消毒をしたことがない方もいます。
その様な環境でも、私の周りでは、いろんな方がセントポーリアに癒しをもらい楽しんでいます。勿論、株数が少ない事も幸いしているのですが、根腐れは聞きますが、多分、育てていて虫は全くいない訳では無いと思いますが、病害虫の被害、苦情はあまり聞くことがありません。
訪れると、薄い肥料をたまにあげている人もいますが、何もしていなくても沢山の花を咲かせている現実を目の当たりにしています。いつも言う事ですが、「人間か快適に住む環境が好き」な花です。今の時期は室内の極端な寒さが苦手なだけで、環境さえ整えて管理し育てますと、機嫌良く咲く咲いてくれる花と思っています。
セントポーリアを育てている人達、皆さん全員が専門家(特に病害虫の消毒)にならなくても良いと思っています。消毒する時は余程の防御(マスク、手袋など、部屋の換気など)をしなければ知らず知らずに薬品を吸い込み、排出される事なく体内に蓄積されるそうです。薬品散布は、将来、ご自身の身体にリスクの伴う行為でもあるからです。
但し、消毒の知識を持っているセントポーリア専門の農園、セントポーリア専門の販売店、オークションとかメルカリに出品される方から、私ども愛好家に届く苗、株は消毒済で送られている訳ですから安心です。
また、私が所属している愛好会も展示会に向けてショープランツを作成する人達の勉強会も行われていて、会場に出品する株にに対して定期的に消毒する事は、絶対、必要不可欠で重要な事なのです。
しかし、昨今、病害虫の情報で危惧していることがあります。上記以外のセントポーリアを育てている方の中で、どれだけの方が消毒ずみの苗を交換したり送られているかを憂慮しているからです。
なぜかと申しますと、消毒していない株、苗などについている虫、病気も差し上げている事になるからです。どうしても送って差し上げたいのでしたら、普段は消毒をしていなくとも、勇気を持って消毒に挑戦され、「消毒をした日付」を明記して送ってくださると良いと思います。
セントポーリアの病害虫は、コロナのように蔓延します。今後、消毒されていない方、出来ていない方々は、その点のことに気をつけて、セントポーリアを楽しんで下さることを年の初めに思い綴らせてもらいました。