– 花好きの集まる場所 –

殺虫・殺菌〜 私の場合(1)

北海道の展示会(4月30日(金)〜5月5日(水)迄です。昨日から消毒をしていました。

一夜明け、今朝のセントポーリア
昨日、受け容器一杯に消毒薬を入れています。一昼夜置いた事でしっかりと鉢内に行き渡りました。

◉ 消毒について、過去に遡り自分の体験から思うのですが…、

「毎月消毒をする事が必要なのか」と思うからです。

夫の転勤で12年間いろんな地域で住む事になり、花の棚1台に、数えてみるとどこの地に落ち着き生活する様になっても、数えてみるとダンボール3箱に70鉢(苗も含む)でした。その頃、一鉢根腐れ等でさよならした場合にだけ、新しい株を購入していました。各地で出会った方にいただく事をお断りする事も多々ありました。トレイル種だけは大きくなり、ひと枝だけ折って、株はその時出会った方に差し上げて来ました。

今考えてみますと、⬇️ は一例です。

3月(転勤前月)消毒➡︎4月(転勤先) 植え替え(1回目)➡︎6月消毒➡︎9月消毒➡︎10月植え替え(2回目)➡︎12月消毒

年に2回の植え替え、3か月置き(年に4回)の消毒を繰り返しでした。何の問題もなく快適なセントポーリアライフを満喫していました。少ない鉢数でしたので管理が行き届き思い通りに楽しめていました。

平成15年に当地で生活する様になり、一番最初の被害はスリップスの蔓延でした。殺虫・殺菌に対して、今までの消毒ではダメな事を知り、認識の甘さに翻弄され初めての被害でした。

その訳は、今迄、増やす事を抑えていた分、どうしょうもないセントポーリア好きの性ですね。(笑) 新品種、懐かしい品種、旅行と称し道外の専門店にも株を買いに行ったり、花の会に入会したりと、どの事も、自己責任でして…、虫も一緒に買って来て、家でも飼っていた様に思います。(特に、ダニの被害)

『スリップス』 経験したことの無い被害でしたが、過去に花友さん宅でそのスリップスの被害を目の当たりにしていまして、彼女の処置の仕方(全ての花を摘んでから消毒)の潔さに感心したものでした。1か月後訪れますと現状回復、いえ、それ以上の花盛りに感動した事を覚えています。

今日の消毒スリップスについて、「花の中や葉の付け根など、見にくい場所を好む為、見つけにくい虫です。」「成虫は葉の中に、ふ化した幼虫は成虫と同じで加害します。が、幼虫は一回り小さく翅がありません。」「変わった点として葉の上でなく、葉から落下して土中で蛹になります。」 [住友化学園芸より抜粋する。]

じゃあ、土の中の消毒を徹底すると退治出来ると確信して、どっぷりと鉢を消毒液漬けにすると発生するのを阻止出来ると思い…、それ以来、我が家でのスリップスの被害は皆無です。

◉ 農薬で消毒をした翌月には、必ず実行している事。
農薬を使用した事により、用土は酸性に傾いていますので、次の月の水やり時には、鉢の中の状態を『ケア』する為、珪酸塩白土(パウダー)を、1リットルに1gを、通常の液肥に入れて水やりの際に与えています。

※ 珪酸塩白土〜水や土に対して強力な浄化作用を持ち土に混ぜたり、水に溶かして使います。又、病原菌を抑制して植物の抵抗力を強め、根腐れを防いで発根を促進し、土の酸度を調整して古土を甦らせ、16種のミネラルを補給するなどの効果があります。[http://www.softsilica.comより]

先日、九州の花友さんに送った苗です。1番怖いのはダニ被害です。しっかり消毒(ダニの防除)して送りました。⬇️ は、花友さんからの到着報告の画像です。

福岡セントポーリア愛好会の、年に一度の展示会は4月3日(土)、4日(日)迄、今日からです。販売無しで、展示のみだそうです。楽しみに待っておられる皆様のために、開催出来て良かったですね。

◉ 趣味としてセントポーリアを楽しんで来て…、我が家でのダニの被害は収束していますが、一昨年に農業試験場にて、問題有りの5鉢の株で診断してもらい、3株にダニがいました。
害虫ダニと天敵ダニが小さくカットした葉に混在していて、せめぎあいをしている様子を見て、このバランスが崩れた時に、この尋常で無い被害が起こる事を思い知ったのも最近のことでした。ダニの被害については、自己責任ではどうにもならない厄介な事で、セントポーリアを愛する人達に、共通の話題として、殺虫・殺菌(2)➡︎ にて綴ります。

コメント (6)
  1. Yaxizi より:

    hanazukiさん

    こんにちは。
    スリップスの被害も恐ろしいものがありますね。害があったら折角咲いてくれた全てのお花を摘んでしまう必要もあるなんて…まだ我が家ではスリップスは見かけたことはありませんが、暖かくなり窓を開けることも多くなってくる季節ですので、気をつけたいと思います。

    今後忙しくなった際の水遣りが少しでも楽になるように、そしてスリップス予防と退治の為に殺虫殺菌液に漬け置き出来るよう、これからある程度の大きさになっている我が家のセントポーリアたちを皆ウィック式に変えていこうと思います。

    ダニの記事も楽しみにしております♡

    1. hanazuki より:

      yaxiziさん、こんばんは〜♪

      虫の被害、スリップスは目で確認できますから、まだ、可愛いものです。

      体験から…、怖いのは、ルーペでも見る事の出来ないダニの被害です。

      ウイック式は、北海道の環境下で育てるには、とても、合っている方法だと思います。本州での猛暑も体験していますから…、尚、そう思うのでしょう。

      いつも、5泊6日の国内旅行の時、3月〜6月初めの間にと決め行ってましたが、ウイック式の受け容器の中に活力剤を満杯に入れていきました。
      旅行日の前後に千歳に2泊して、7泊8日の旅です。更に移動する日も加え、帰宅後、すぐには手入れもままにならず、いつも、10日間以上は水やりも出来ていませんでしたが大丈夫でした。(毎回、2・3鉢はさよならの株もありましたが…、)

      確かに、お仕事をされている方は、尚の事水遣りにストレスを抱えられると思います。
      私の場合、そちらで住んでいた頃、株数もも少なかった事もあり、酷暑の夏は敢えて花を見ず、受け容器からも紐を上げ、ベーシックの育て方(株を養生させる)をしていました。(セントポーリア も人間と同じで夏は辛いのですから…、)

      秋以降、見る事の出来なかった分を埋めてくれる様に、最高の花上がりをしてくれました。今、思いますと…、暑さ厳しい本州の地でも、存分にセントポーリア を楽しむ事が出来て良かったと思います。

      1. Yaxizi より:

        hanazukiさん

        わざわざご返信ありがとうございます。

        1週間のご旅行に行かれる際もウィック式でしたら、10日程も大丈夫なんですね!!でも、ご旅行される時期を猛暑の7月、8月にされていないところに、セントポーリアへの愛情を感じました♡留守にする時期にも工夫が必要ですね。

        また、関東に暮らしていらした際は、酷暑の夏は敢えてお花を見ず、ウィックを容器から上げ、株を静養させるベーシックな育て方をされていたとのこと。厳しい暑さの際、ウィック式は株にとって負担になるということでしょうか?私も真夏はウィックを垂らさないようにいたします。

        さまざまなヒントをありがとございますございます(^人^)

        1. hanazuki より:

          お答えしますね。
          冷房をしていても、時には留守にする事もあり、帰宅すると、受け容器の中がお湯になっていました。株にとって負担というわけでは無く、可哀想でした。

          幸い、夢中になれる「水泳教室」に通い、セントポーリア を介してのつ

          1. hanazuki より:

            続きます。→水泳教室では、4種目泳げるようになりました。思い出しますと、セントポーリア を介してのお付き合いも、水泳を通しての楽しい出会いも、今では、良き思い出となっています。

  2. Yaxizi より:

    hanazukiさん

    またまたお答えありがとうございます!

    確かに夏場はウィック容器の肥料水がお湯になることも考えられますね(;´Д`A

    我が家のセントポーリアスチール棚は、キャスター付きですので、真夏はリビングから比較的涼しい部屋に移動させる事にいたします。

    それにしても、水泳の4種目全て泳げるようになられたとのこと、素晴らしいですね!!社会人になってから、バタフライが出来る方にあまり出会ったことがありません!!

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