– 花好きの集まる場所 –

里帰りの株 〜2鉢目〜

ステファニー(オプティマラ種)を差し上げる

昨年6月15日入手した時の左側の花が、OP‘ステファニーです。沢山撮りだめしている中から、やっと見つけました

展示会終了後の5月1日に、花持ちがよく長く楽しめる花と思い、エッジ オブ ダークネスと一緒に差し上げた株です。

10月11日に帰って来ました

約5ヶ月間枯れた葉を取らずにいたのですね。差し上げた時のままです。

10月12日 植え替え

5色のシールのついた葉、以外の✖️印の葉18枚を取り除く。

6枚の老化している葉も外します

老化している白シールの葉(3枚)・緑シール(3枚)の事です。

合計24枚の葉を外した理由

葉柄を外した後の本茎はフレッシュですから、取り除いた葉の付け根、葉と葉の間からの発根が見込めますので、株本体にストレスのかからない2階建栽培法にし、疲れた株を優しくケアする方法を選びました。
ウイック式の受け容器を利用して、葉を外したところに発根促進のためミリオン粉をまぶしてから用土を足してあげる。

用土を足しながら追肥もして置く

一番外側の赤シールの付いている葉の下、鉢内3カ所にマグアンプKを一つまみずつ追肥をしています。

より、分かりやすく、内容を少し変えました

⚫︎注意:原産地では長くなった根茎を横に倒し、下の根を根腐れを起こしながら葉と葉の間、葉の際から発根した根でセントポーリアが生き延びているそうです。
この方法で仕立て、1年以上置いて置きますと、必ず、下の方の茎は原産地と同じく根腐れを起こします。しかし、2階建にした容器の方ではしっかりとした根が育っていますから大丈夫な訳です。(原産地と同じ環境)
あるきっかけがあり、約18年前からこの方法でレスキュー(救命)してきた経験から、出来れば3〜6ヶ月以内に不要な根茎をカットし、植え替えすることをお勧めします。

この、差し上げた株には根腐れがありませんでした。それは、外の葉は枯れていても外さずにいたことです。(セントポーリアを育てた経験のない方)枯れた葉を外しワサビ状の茎にしていたら下の方の根は腐っていたと思います。(偶然の出来事)
セントポーリアは小さな鉢の中でしか生きていけません。
この事からも分かるように、葉柄を外し鉢内の用土が足りて居なければ、必ず、「増し土」をしてやる事がセントポーリアを育てるうえで守らなければならない事の一つです。わさび状の茎にしない育て方をする事が大事かと思います。

10月14日 前日からの鉢内の給水も終え

中心葉(3枚)+黄シール(3枚)+青シール(3枚)+赤シール(3枚)=12枚の葉から、又、シンメトリーな株になるように育てます。

24枚の葉を大胆に外しましたので、この株はひとまず、我が家にて養生させる事にしまして、代替えの株を差し上げる事に致しました。

いつも思うのですが…、

育て方は、住む地域の環境にもより一様ではありません。色んな育て方があり、これだと言う育て方を断定出来るものではありません。工夫した育て方は参考程度に、「全て真似るのではなく」育てる上でご自分なりに失敗もあるかも知れませんが、それも含めてセントポーリアを楽しまれると良いと思っています。